iPhoneはGalaxy Sにくりそつ(死語) – Mutteraway 時事問題 を語るブログ – BLOGOS(ブロゴス)
でも、Galaxy S(SHW-M110S)の方が1年も早く世に出ていますから、ジョブズがゼロからiOSを生み出したというには無理があると思われます。
はて、そうだったっけ?
私の記憶では、Galaxy Sの初期モデルが出たのは、かなり最近です。確か、2010年の5月だか6月だったと記憶しています。(日本国内では秋くらい)
当然ですけれど、すでに2010年には、iPhoneは登場していましたので、少なくともGalaxy Sのほうが登場が1年早い、ということはありません。
iPhoneの各モデルの発売日は、
iPhpne:
2007年1月9日
iPhone 3G:
2008年7月11日
iPhone 3GS:
2009年6月19日
iPhone 4:
2010年6月24日
iPhone 4S:
2011年10月14日
です。
iPhoneの操作性を大きく決定づけているOSの方は、iOSという名称が使われ出したのは、2010年6月21日。
ただし、iOSという名称は、改称であって、まったく新しいOSを投入したわけではありません。iOSと呼ばれる前は、iPhone OSと言っていました。当然ですが、世への登場はiPhoneと一緒の時期です。
「Galaxy Sの1年後」という条件に当てはまるのは、iPhone 4Sしかないと思うのですが、iPhoneの基本的な操作性がiPhone 4Sから大きく変わっているわけではなく、前モデルからほぼ変わっていないことはユーザーなら誰でも知っています。基本的なストリームには変化はありません。4年の長きにわたり使われているインタフェースと言うことで、これはこれで驚愕に値する事実ですが。
ですから、ジョブズがGalaxy Sを参考にすることなど不可能でしょう。っていうか、Galaxy Sが登場後のiOSのアップデートにだって、Galaxy Sの影響なんて皆無です。
そもそも、Appleはビジネスや特許問題としてはともかく、プロダクトとしてのGalaxy Sシリーズには、まったく興味ないと思いますよ。
どうもこの筆者は、根本的な事を誤解しているか、知らないように思います。
スマートフォンの技術要素の多くは、Palm、HTC、ノキア、ブラックベリーなどが試行錯誤を繰り返しながら生み出して来たものです。タッチスクリーンや、画面にアイコンを並べるユーザーインターフェースもiOSが最初という訳ではありません。
タッチスクリーンも、アイコンを並べるインタフェースも確かにありました。
しかし、筆者は、2007年以前の「スマートフォン」と呼べるデバイスをせめて見てから書くべきだったと思いますよ。
iPhone登場以前のスマートフォンというのは、
W-ZERO3 [es]:シャープ
WILLCOM|W-ZERO3[es](WS007SH)
こういうのでした。
これは、2006年にでた、W-ZERO3[es]という機種です。あえて日本で結構使われていたものをあげてみました。
ちなみに、これも私は実機を使っていました。もう使っていないですが、ちゃんと仕舞ってあります。
誤解のないように付け加えておきますが、2006年当時、この機種は紛れもなく傑作機だった、といっていいと思います。(W-ZERO3で最も完成度が高かったのは、この次の20007年発売の機種、Advanced/W-ZERO3 [es]、通称アドエスだったと思いますが)
一応スクリーンは、タッチパネルとして使えますが、せいぜいアプリケーションを起動するときくらいで、メインの操作はボタンでした。
iPhoneは、タッチスクリーンを世の中に初めて作ったことが素晴らしいわけでも、画面にアイコンを並べるユーザーインターフェースを世の中に初めて作った事が素晴らしいわけでもありません。
「それ」を統合して使える形にした、というのが素晴らしいんですよ。
iPhone登場以前のスマートフォンというのは、確かにタッチパネルでしたが、その多くは、感圧式でスタイラスで操作するタイプでした。
基本的にインタフェースはスタイラスを前提にしていますので、表示は狭く指で操作するのはかなり難しかったです。
現在主流なのは、静電式パネル、ようは人の指で操作することを前提としたタッチパネルですが、iPhone登場以前は、誰もスマートフォンのメインの操作インタフェースとしてそれを使う事を提示できなかったんです。
加えると、この「スタイラスで操作する」というインタフェースの流れは、PDAから汲んでいるもので、その前段には、Newtonという、AppleのPDAプロダクトがあったりします。(1992年)
現在は当たり前にある、スマートフォンのスタイルというのは、いいかわるいかはともかく、iPhoneが決定づけたものであることは紛れもない事実です。
表現を変えると、Appleは、スマートフォンをPDAの呪縛から解放した、と言っていいと思います。
仮に特許問題がなかったとしても、Galaxy Sがモロパクリだというのは、iPhoneユーザー以外でも言っている話です。
私は、Galaxy Sは買ったことはないのですが、Galaxy Tab(7インチ)は買ったことがあります。
箱から、コネクタ、ACアダプタまで、Apple製品をもろにまねたんだな、と感じるくらいには似てましたよ。
(ちなみに、Galaxy Tab自体は悪くないプロダクトだったと思います。買ったから言うわけじゃないですが。箱が檄似とかつまらない事をしなければ十分傑作と言われる要素があったと思うんですけれどね……)
少なくとも、
でも、Galaxy S(SHW-M110S)の方が1年も早く世に出ていますから
と言う方が、無理があることだけは明白だと思いますが。
しかしこの記事、ライブドアのトップにでかでかと載ってたんだけど、大丈夫なのかね。