無償機種変更キャンペーン:キャンペーンはじまる | ソフトバンクモバイル
この件、ちょっと気になって、Twitter追ってたんですけれどね。
簡単に言うと、iPhone 3Gや3GSの割賦残債が残っているユーザーが、iPhone 4か、4Sに機種変更する場合、3Gと3GSの残債相当分を利用料金から割り引く、つまり、3Gと3GSの残債分補填する、というキャンペーンです。
簡単じゃないって? 後述するんですが、しょうがないんです、こう書くしかない(笑)
なんだかなぁ、という感じがするんですよ。
iPhoneって、発売前の予約の段階でこんな売り方される端末なのかな……?
一応先に述べておくと、私は3Gを遅れて入手して、3GSをキャンペーンで入手し、4を発売日に、そして4Sも予約してきました。4SもSoftbankで行くことにしました。
ついでに、iPadは前モデルとiPad2も3Gで発売日に入手してます。
現時点で、Softbankは3回線維持してますので、一般的にはヘビーユーザーだと言っていいと思います。
(ただ、私は3G回線はWebとメールを拾うくらいで、動画とかは見ませんので、回線的にはヘビーユーザーじゃありません)
ですので、基本的には、4以降はsoftbankのキャンペーンにはほぼ掠りもしていません。先行購入する以上は、しょうがないと思っています。
Softbankにした理由は、auだと規格上どうしても通話とデータ通信が両立できないという点がクリアできない為です。
それと、よく言われる「電波問題」も、余り問題に感じることがないので。私が都市部から少し外れたところに在住しているせいもあると思います。
少なくとも、通信的な面で、Softbankに感じる大きな不満は、「使えないwifi」を掴んだときが、面倒くさく、かつその数が多い、という点だけです。
なお、実のところ、国内主要キャリアではWillcom以外の回線を全て持っているため、活動圏では手持ちキャリアの全ての電波状況を常にではないですが把握しています。
私の活動圏では、WiMAXを除くと、一部の状況を除いて圏外になることはありません。Softbankが、電車に乗っている時にぷちぷちたまーに圏外になるくらいですね。これはSoftbankの電波が弱いと言うよりも、動的に接続する基地局を代えるという技術において、Softbankが弱い、という理由によると思います。(わりとこれは技術が必要で難しい)
クリティカルな状態になるほどに、「Softbank電波難民」になることもなく、他でカバーもできるので、auに転出する大きな理由もないし、そもそもauでは、「通話しながら、iPhoneでメール見る」とか言うことができないので、現時点ではちょっとパス。
なので、一応1ユーザーとして、Softbankを初め携帯キャリア各社に云々いう資格はあると思います。
で。本題に戻ると。
私はこのキャンペーンはある意味ではいいと思うんです。いいと思うというか、そうする大義が一応あると思っています。
というのは、iPhone 3G(3GSではない)は、
アップル – iOS 5 – iOS 5の新機能を紹介します。

ご覧のように、iOS5に対応してないんです。
だから、どのくらいそういったユーザーがいるかは分からないけれど、もし、iPhone 3Gを今使っていて、残債があるユーザーで今後もiPhoneを使いたいと希望するユーザーがいるのなら、そのユーザーに救済があるのは悪くはないと思うんです。
ユーザーは古いOSを使わなくてすむし、アプリやWeb開発者も、基本的に最新の機種を使っていることが前提にできる。救済をするSoftBankが問題ないのであれば、誰にとってもいい話です。
一般のユーザーに、OSアップデートまで見越して買えというのは無茶だし、iPhone 3Gもかなりむちゃくちゃな売り方をしてましたから、残債があるユーザーはまあ、いるんじゃないかと思います。3GSとかが売ってるのに、3G売りつけるような良心的じゃない販売店だってあっただろうし。十分大義はあると感じます。
でもねぇ。
3GSの残債まで救済する必要があるんですか?
意味が分からないよ。
案の定、Twitterで孫正義氏宛のツイートを検索すると、我も我もと言う感じ。
一括で買った人は救済されないのか。 (これは言い分に、利があると思います)
割賦もう払い終わっている人は損じゃないか。 (2年端末を使ったのではないの?)
iPhone 4は救済されないのか。 (まあ、3GSが救済されるなら言いたくなる気持ちは分かります)
すでにiPad2を3Gで契約していて涙目 (別キャンペーンだけど)
フィーチャーフォンからの乗り換えは優遇されないの?
Androidユーザーは切り捨てですか。
長期間SoftBank使ってるのに優待はないのか。
割賦が審査ではねられました。どうにかしてくれ。
等々。
あえて、発言そのまま乗せないですけど。
発売日に最新機種を買おうとするなら、普通高いに決まってると思うのですが。
中には、ごく希に「一人でも多くにiPhone 4Sを届けたいのなら、(○○)も優待せよ!for Steve入手したいです」みたいに、ジョブズがなくなったことにかこつけてる要求もあったみたいです。朝方そんなのをいくつか見かけました。いや、for Steveだと思うのなら(ちなみに私はそうは思わないですが)なおさら、普通に買えばいいじゃないのか、と思うわけですが。
私には、auとユーザーの取り合いになったSoftbankの弱みにかこつけて集団で群がっている光景に見えるんですが、iPhoneって、こんなお金を払う価値もないと思われるような端末なんですっけ?
私は、iPhone 4は傑作機だったと思ってるし、iPhone 4Sも多分そうだと信じているのですが(笑)、iPhone 4S の64GB、67,200円が高いとは思わないです。もちろん安いに越したことはないけれど、モノには相場ってものがあるでしょう。正直に言えば、この価格は安いと思います。Appleじゃなければこの価格で出すのは無理だったでしょう。
ほぼ、一年でモデルチェンジするので、例えば半年後とかに、67,200円が妥当か、と言われれば微妙ですが、少なくとも発売日当初にこの金額が高い、というのなら、それはちょっと違うんじゃないかと思います。
旧機種の残債だって、端末を手にしている以上は、償還すべきだと思います。もちろん、そこから機種を変更する、要するに割賦残債が重複しても変更するのは当然ユーザーの自由です。Softbankは機種変では違約金を取られなかったと思いますので、それはできます(ただ、前の機種入手から半年空かないとダメだった気がしますが)。
もちろん、ユーザーが一概にわるい、と言うわけじゃありません。
ぶっちゃけこんな寂しい光景(Twitterの、孫正義氏宛のツイートね)になった最大の要因は、孫正義氏が、
やりましょう。詳細は後ほど。RT @ 検討しましょう。RT @ あのー、3GSを一括購入した人への優遇はないのでしょーか?損した気分になっちゃいます。
予約済みの方もさかのぼって適用します。RT @ 既に予約した人は対象外? RT @ 3GSを払い切った人にもよろしくです
こんな事を言い始めたり、Softbankが、
iPad 2が月額料金0円~:キャンペーンはじまる | ソフトバンクモバイル
こんなキャンペーンやってるのが悪いです。
誰でもこれを見て、自分が対象じゃないのを知れば、不公平だと思うのは必然だし、
検討しましょう。RT @ 私は確か今月か来月で3GSの機種代が払い終わります。本体代を支払ってからの4GSへの乗り換えなので、何だか損したような。わがまま言ってごめんなさい!
割賦払い終わってても、救済します!
みたいな事を言われたら、こんな光景になるのはある意味、当然だと思います。
どう見たって、ユーザーによっては不公平を感じます。iPhoneの他、iPad2の3G回線も、先代発売日から維持している、私でも不愉快に感じますからね。だからといってこの割引を拡大して適用してくれ、とは言いませんが。
ところで、こうなった遠因には、携帯キャリア各社がやっている、
「実質0円」
(まあ、0円じゃないこともあるけれど)
というのがあるんだと思います。
変な言い回しですよね、実質いくら、って。
これを見ると、「端末代が割引されて安くなるのか」と錯覚するのですが、実はそうではなくて、割引は通信費に適用されます。決して端末購入費を割り引いている訳ではありません。
実際、各社の明細をみると、通信費が減算されていると思います。
こういう意味不明なことになっているのは、昔キャリアがやっていた、販売奨励金を販売店にばらまき、携帯端末価格を下げる、という行為に問題があり、総務省から「やめろ」という指導があったからです。
インセンティブ (携帯電話) – Wikipedia
つまり、実際は端末価格は決して下がってはいないのですが、本来適用されるはずのない減算を看板に加えて、見かけ上0円にしている、ということです。
そういう細かい詐術を使っている理由はおそらく大きくわけて、2つあるのだと思います。
一つは、一般のユーザーが端末価格を見た時に、46,080円、という金額を見るのと、実質0円という価格を見るのでは、後者の方が安く思うからでしょう。(例示は、SoftbankのiPhone 4Sの16GB)
気持ちは分かります。古典的な価格広告の手法です。
もう一つは、通信費を割り引いていることをおおっぴらに喧伝すると、「なんだ、通信費は割り引けるんじゃないか。もっと安くしろ」という、消費者の圧力が強くなる、という点だと思われます。
しかし、実際は端末の金額が割り引かれるわけではないので、iPhone 4Sの16GB 46,080円が0円になるわけではありません。
これは、3GSの残債を埋めます、というキャンペーンでも同じで、
本キャンペーンでは、機種変更時点でのiPhone 3GまたはiPhone 3G S の割賦残債相当額を、機種変更後の毎月の利用料金から割賦請求の残回数分分割してキャッシュバックいたします。キャッシュバック額がキャッシュバック対象の利用料金を超えた場合、超過分は翌請求月に繰り越しします。なお、キャッシュバック期間中も分割支払金をお支払いいただく必要があります。
なんてわかりにくい事が書いてあります。
ようは債務を免除する、徳政令ではなく、本来払う割賦金額と同金額分を通信費(利用料のこと)から割り引く、ということです。
こういうややこしい付け替えをやっているところに、今回のような寂しい光景が現出する根源的な要因があるんだと感じます。
「同額割り引かれるのなら同じじゃないか」と思うかも知れませんが、残債が0になるのと、別の名目に割引がかかり結果相殺されるのは、トータルで支払う金額が同じだったとしても、明細がまったく違います。建前と明細が合っていないわけです。
建前と明細が合っていないということはユーザーの認識も当然違うと言うことで、結局こんな騒ぎになる。
初めから「端末を新しくしてくれた人には2年、通信料を割り引きますよ」と言っておけば、シンプルだし、こんな勘違いをする人もいないはずです。通信料への割引ならば、回線単位の割引になるので、「割賦金が免除される」なんていう発想はそもそもなくなりますからね。
そうすれば、残債があろうがなかろうが別にユーザーは好きに携帯の機種変更をして構わないですよ、となります。割引が1回線分にしか適用されないだけですし、そもそも割引と端末料金には関係がないわけです。
割賦の支払いが重複するのが嫌なら機種変をしなければ良いだけの話です。Softnankは機種変の時は2年縛りの違約金は取っていなかったと思いますので、「端末代」をキチンと払うつもりの限りは、機種変したってユーザーにとってはなんの問題もないはずなんです。
通信料と切り離し、パソコン買うのだと思えば、わかりやすいと思います。パソコン買った後、最新機種が出たからって、償却出来てない部分を補填しろ、なんて言う人いないでしょう? もちろん、携帯の場合はSIMロックの問題とも絡むので、厳密にはもう少し違う問題もありますが。
ただ、端末販売の料金体系に限れば、割賦の際に金利が生じないだけで、基本は売りきりです。明細がどうなっていようが、端末価格がトータルで46,080円かかるなら、端末の金額としては、46,080円をユーザーは一括だろうが分割だろうが払うのです。帳尻はキャリア利用料で調整されています。
ところがユーザーの認識はそうなってない。
故意にそういう誤解を狙う風に喧伝している携帯キャリア各社(コレについてはSoftbankだけじゃない)に大きく問題があると思います。
総務省はこういった料金体系は分かりづらいとして、携帯キャリア各社にわかりやすい料金に直すようにと指導しているそうですが、聞く耳なしどころか、結局いたちごっこのようです。結構前になりますが、SoftBankの通話0円で、通話料金が0円になる条件が非常に小さく読めない位に書いてある、として、行政指導をくらったこともありました。
どうも、各社とも法的措置を喰らわないと、わかりやすい料金にする(=一見安く見せかけるのをやめて、わかりやすい料金とサービスで勝負する)気が無いみたいです。まあ、分けてもSoftbankが一番この手の手法では尖鋭ですが。
ただ、そういうことを抜きにしても、今日見た、孫正義氏宛のツイートは、ほんとに寂しく感じました。
今手にしているプロダクトも、欲しいといっているプロダクトも、「お金を払う価値」というのをまったく認めてないんだな、と。
iPhoneってとても素晴らしいプロダクトだと思うし、十分にお金を払うに値するプロダクトだと思うのですが。
というか。
お金は払いたくないんだけれど、新しいのがほしい、どうにかしてくれ。
というのは、ちょっと共感しがたいものを感じるのですよ。学生とかならまだなんとか分からなくはありません。
そりゃ、安い方が良いというのは分かりますが。ものには程度っていうものがあるでしょうに。
もちろん、そういう風に「錯覚」させた、Softbankと、孫正義氏の発言に問題があるし、がっかりなところなんですが。
Softbankはこの、「割賦免除キャンペーン」(実際は割賦免除してるわけじゃないんだけど)を、あくまでも、iPhone既存ユーザーが全員、iOS 5という新しいOSに対応できるようにするため、というような名目でやるべきだったと思います。
まあ、実際は単なる転出防止なんでしょうけれどね。
でも、こうまで、既存ユーザーのかなりの数に不公平を感じさせるキャンペーンてどうなんですかね?
他社も今のところ長期ユーザーを大事にしてないから、とタカをくくってるんでしょうか。
ところで、
iPhone 4S 料金プラン|iPhone 4S|ソフトバンクモバイル
iPhone 4 8GBがなんかもう残念過ぎる感じなんですが……このままだと、買う人はどう考えてもいないと思うんだけれど……
どうせ優待や無料でばらまくのなら、iPhone 4を、縛りなしとか、4Sに代えたくなった場合、少し色を付ける条件で配ったりするのが良いんじゃ……?
例えば、iPhone 4 8GBを縛り無しで販売し、4Sに代えたくなった場合は、4を引き取るのと引き替えに、割賦などに色を付ける、とか。
新規向けのサービスするならそういうサービスにして欲しいな。
どうせ、既存ユーザー向けのサービスはする気がないんだろうし。