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2011.04.18

[BM Shots]WordPressで、Webのスクリーンショットがとれるプラグイン

ちょっと試しで入れてみました。

導入は簡単。

1.プラグインのダウンロード

WordPress Website Screenshot Plugin
の、
Download BM Shots here.
から、プラグインのアーカイブをダウンロードします。

2./wp-content/plugins にディレクトリごと放り込む。

ダウンロードしたアーカイブを展開して、WordPressに設置。

3.プラグインを有効にする。

管理画面から、プラグインを有効化する。

導入はこれだけ。
あとは、WordPressの投稿時にショートコードを書けばいいです。

[browsershot url=”http://www.cerisier.jp” width=”500″]

こう書けば([]は半角に)、

http://www.cerisier.jp

こうなるです。

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週刊江戸六十五:読んだ本

週刊江戸の六十五号。
表紙は「名所江戸百景」(歌川広重)より『芝神明増上寺』。

メインテーマは伊能忠敬による、日本地図作成。

余りよく知らなくて、伊能忠敬と言う人は元々測量を専門としていた人なのかと思っていたのですが、実は元々は商人で、学問の道に入ったのは50歳を超えてから。
一寸驚きました。しかも、測量が専門ではなく、暦学や天文学から入ったそうです。そして第一次測量に入ったのが、56歳の時。
当時の56歳は、今の56歳と違って、かなりの老齢とみて良いでしょうから(出典を失念しましたが江戸中期で、50歳の平均余命は大体10年くらいだった気がします)、普通ならば新規の分野に脚を踏み出すことはしないはずです。
しかし、この人はそれをやり、高精度な地図を作ってしまった。
(実際は完成したのはなくなってからだそうですが)

人間のすごさというものを感じます。


目次

○読み解き江戸時代 1800年

近代日本地図誕生までの道のり
幕府と伊能忠敬、互いの思惑が合致し、日本初となる壮大なプロジェクトが動き出す!

【プラン&システム考察】
高精度な地図を生みだした伝統的技術

【視点を変えて】
“国家プロジェクト”への測量隊支援体制

【人物・群像フォーカス】
地球の大きさを測った、伊能忠敬

○街道を行く

[甲州道中(11)]下鳥沢宿~大月宿
[中山道(13)]高崎宿

○三都&町物語

【江戸】 門前町から盛り場へ発展した、上野広小路
【相模】 入り江や丘陵が織りなす景観、金沢八景

○日本全国「藩」事情

学問が興隆し、多くの大学者が誕生「小浜藩」
もっと知りたい小浜藩

○暮らし大全

【住】 江戸の暮らしを支えた、隅田川
江戸の交通・輸送の大動脈、隅田川をクローズアップ。

【衣】 ハレの席には紋付で
家紋をあしらった紋付で、お洒落を楽しむ江戸っ子たち。

【食】 甘~い南蛮菓子
砂糖を使った南蛮菓子は、江戸っ子の大好物!

○偉人・奇人列伝

武蔵石寿
日本中の貝に名前を付けた遅咲きの本草学者

○『名所江戸百景』 今昔

芝神明増上寺

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週刊江戸六十四:読んだ本

週刊江戸の六十四号。
表紙は「名所江戸百景」(歌川広重)より『利根川ばらばらまつ』。

メインテーマは大黒屋光太夫のと帰還ロシアとの接触。

ロシアとの接触も、幕府側の反応は鈍く後の流れには繋がらなかったようです。
しかし考えると、この頃から、千島列島はある意味では争われるべき地理的要件があったんですね……。


目次

○読み解き江戸時代 1792年

日本人漂流民の送還に添えたロシアの条件とは?
3人の日本人漂流民の引き渡しを口実に、幕府との話し合いを求めるロシアからの使者。幕府はどう応えるのか?

【視点を変えて】
13年前にすでに動いていたロシア

【ドキュメント・ファイル】
大黒屋光太夫、生還まで10年の足取り

【人物・群像フォーカス】
望郷の念を貫いた男、大黒屋光太夫

○街道を行く

[甲州道中(10)]野田尻宿~下鳥沢宿
[中山道(11)(12)]新町宿・倉賀野宿

○三都&町物語

【江戸】 江戸由来の地名を残す、市ヶ谷
【近江】 天海の尽力により再興した、比叡山延暦寺

○日本全国「藩」事情

家康ゆかりの城から幕閣エリートを輩出「浜松藩」
もっと知りたい浜松藩

○暮らし大全

【遊】 猫のいる風景
名絵師・歌川国芳も魅了された猫の魅力とは?

【技】 世界に誇る製紙技術「和紙」
和紙の発展に貢献したのは江戸の町人層だった。

【文】 作家・式亭三馬が描いた、江戸の住人
式亭三馬の滑稽本で、生き生きとした江戸の人々のようすを見てみる。

【衣】 江戸っ子が愛した江戸紫
江戸の大人気色「江戸紫」は、いつの頃からの定番か?

○偉人・奇人列伝

鈴木牧之
雪国で生まれ育った日本初のルポルタージュ作家

○『名所江戸百景』 今昔

利根川ばらばらまつ

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「週4時間」だけ働く。:読んだ本

「週4時間」だけ働く。

著者/訳者:ティモシー・フェリス

出版社:青志社( 2011-02-03 )

単行本 ( 640 ページ )


なかなか良い題名ですね! さっさと若隠居したい私にはなんか良い本に見えますよ(笑)

さて、実際の内容としては、この『「週4時間」だけ働く。』と言う方法として、著者が実践として提示している例としては、
・ドロップシッピング
・データ販売
など。基本的に自前の組織を持たず、アウトソーシングなどを活用することを想定したものを提示しています。
では副業をオススメしているのか、といえば、現実にはそんなことはないです。というか、この『「週4時間」だけ働く。』の部分は、必要な資金は最小の労働でなるべく自動で調達する事にし、浮いた時間やお金で自分の好きなことをしろ、と言っている、という感じです。そういう意味では「本業だけではなく、副業をもて」と言っているのとは全く意味合いが違います。

じゃあ現実の問題として、それが可能であるのか、と考えた時、おそらくはこれを近しい形で実践できる人はかなり少ないでしょう。
理由はいくつかあるのですが、この売り方が成立するには、
・商材が他と競合しないものである。
・調達コストが他と比べて低くなる。
・自分で製造できるが、製造コストは売り上げに比例しない(例えば自分で作曲しデータを売る場合は、製造コストは最初の作曲だけにしかかからない)
というような条件がいくつかかみ合わなければならず、そうしたニッチな市場を見つけなければいけない(というかこの本にはまさに「ニッチ市場を見つけろ」と書いてある)。なかなか「週4時間」のハードルは高いようですね。

ただ、じゃあ、この本が全く役に立たないのか、と言われれば、個人的にはそうは思いません。
というか、私は「週4時間」とまではいかないのですが、この本で示されているライフスタイルに実は結構近い事をしているので、たぶん出来るでしょう。

このライフスタイルというのは端的にいうと、
・仕事の場所にほとんど拘束されない
・基本的に仕事の時間に拘束されない(納期はある。会社員のように平日9時17時でいついかなる時も働く、とかそういうことがない、ということ)
・自分が出来ない事はアウトソーシングする。
・得意な事をやるようにする。
というような事で、これは実際私もしてるし、おそらくやっている人は多いでしょう。
ただ、一部の仕事を除くと、ほとんどその場にいなければいけなかったり、オフィスに張り付いていなければならないことはないので、ほぼ世界中どこにいても仕事はできます。
データはクラウドや手持ちのサーバーに全部あげてあるので、家のPCでもノートPCでもどっちでも仕事はできます(家のPCのほうが作業環境はいいので、効率は良いのは事実です。ですので、可能なときはなるべく家で仕事をしています)。
今日日通信環境なんて大抵の場所で手に入りますから、回線も問題なし。問題になるのは、都内だと喫茶店のスペースとかが狭くて、PCが拡げられない店が以外と多い、とかそういうくらい。
一応つつがなく生きていけますし、ばんばん欲しいものを買える位にはやっていけています。

たぶんやる気になれば、製造業などリアルに「物」を作る業種以外は、このライフスタイルは実はできるんじゃないかな、と思います。というか、社員を全員出勤させるとか、コスト高すぎる。

そういう意味で、「リモートワーク」をしてみたい人には非常に良い本じゃないかと思います。
リモートワークの為に紹介されているサービスのほとんどが米国向けですが、一部を除けば日本でも調達出来ます。この本で載っているアウトソーシングやサービスで日本で調達が難しいのは、秘書業務くらい。日本語で秘書やってくれる人というのを低コストで確保するのがちょっと難しいので。

いろんな意味で面白い要素は多いと思います。デスクワークがメインの方は読んでおくとなにがしか使える要素があるように感じます。


ところでこの本の中で一点どうしても同意出来ない箇所があります。

それは「情報を断て」という所。
ニュースは見なくていい、これは同意出来ます。実際知ってないと困る世間的なニュースなんて、そうはありません。そもそも、知ってないといけないニュースというのは、収集しなくても集まるものです。
TVや新聞で得られる情報というのは、ほとんどがこれに属するので、必要になってから勝手に集まったり、集めたりし始めるので十分事たりる。

しかし、本を読まない、というのはやるべきじゃないと思うんですよね。別に本でなくてもいいです。ようは時事ネタではなく、知識を収集する手段であれば。

実際、この本の著者は本を読んでないのか、と言えばそんなことは無い。随所で「この本は役に立つよ」というオススメ本を紹介しているわけです。つまり「本を読むな」と言いつつ「本は読んだことがある」。今はあんまり読んでないらしいですが。
「現場にいないで仕事をする場合」非常に重要になるのは、知識のストックであり、思考力であり、技術であるわけです。正直、平日9時17時で働くよりも、高いものを持っていないといけません。困った時に随時教えてくれる上司や親切な同僚は隣にいないのですから。
その為には、ある程度の頻度で、知識や思考力、技術力をブラッシュアップしていかないといけない。頻度はともかくとして。
そして、世の中で「本を読む」ことを勧めている人が多いのは、別に勤勉だからでも何でもなくて、「その方が効率が良いから」なんですよ。例えばこの本は1900円ですが、情報量に比べれば安いと思います。読むのにかかる時間も合わせればその額では足りませんが、著者から直接教えてもらうにはその比ではないコストがかかるでしょう。もしこの本の内容が必要なら、かかるコストは非常に安い。
そして、その内容が必要かどうかは、常に状況と自分の中の蓄積に左右されるわけです。蓄積がなければ、どんなに役に立つ知識であったとしても理解出来ないので意味が無い。結局の所、ある程度の頻度で読み続けていた方が、いきなりゼロからお勉強を開始するよりも効率がいい、となるわけです。知識がなければ、そのことを自分が「知らない」と言うことすら「知りえない」。
著者が「週4時間」だけで足りているのは、「情報を断った」からではなくて「ある程度の蓄積があったから」で、因果はおそらく逆でしょう。

「必要で緊急な、自分が使える情報だけを収集する」というのもナンセンス。切迫した状況であるのならともかく、普通の人間は材料もないのにその情報が「必要で緊急で自分が使える情報なのか」を瞬時に判断出来るはずが無いからです。
おそらく、そうした蓄積がない人がそうした情報の振り分けをしようとすると、以下のどちらかのパターンに陥るでしょう。
1.全て、あるいはほとんどの情報を「必要で緊急だ!」と判断する。
2.全て、あるいはほとんどの情報を「必要で緊急ではない。私には不要である」と判断する。別に忙しいことがあると大抵こうなる。
かくて、「情報は断てない。情報を収集するのが仕事のようだ」か、「情報は断った。自己が無知であるという情報ですら」のどちらかになるのではないですかね。

それに、「必要で緊急で自分が使える情報」というのはそもそも、収集の方法を知らないと収集できません。有る瞬間短時間で物事を成すためには、それなりに準備がいるわけです。過剰にやる必要まではないでしょうが。

本についてはおそらく、必要不要にかかわらず、頻度は好きで構いませんが定期的に読み続けた方が、たぶんトータルではいいんだと私は思いますよ。


○目次

はじめに 知っておいてほしいこと
1 定義(Definition)の「D」
2 捨てる(Elimination)の「E」
3 自動化(Automation)の「A」
4 解放(Liberation)の「L」
おわりに 言い忘れていた、大切なこと

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今日のつぶやき: 2011-04-18

  • Macのテキストエディタって、なんかこういまいちな感じを抜けない…… #
  • Coda、便利なのか便利じゃないのか、なんとも微妙な。 http://t.co/t0LHeUb #
  • CSSとターミナルは便利だけど、構文セットを足せないのが微妙かなぁ……でも、エディタの文字色反転とか、個人的に欲しいことはできるのはいいかなぁ。 #
  • @San_ryu ずいぶん便利になりましたよね~。WinとMacのパラレル環境で大変なのは、アプリ代ですね……それでも、AppStoreで使い回しができるようになったので大分楽にはなりましたが…… #
  • iTunesのライブラリがうまいことNASにあがらない。 #
  • ……ああ、なるほど。そういうことか。メディアファイルはNASにあるけどライブラリファイルがクライアントにあるから同期されないのか。かったる…… #
  • なんとかiTunesのライブラリを統合できた……ような気がする。ああ、めんどうくさい。 #
  • 安い……(笑) らばQ:なんと国を丸ごとレンタル、一晩600万円…リヒテンシュタイン公国 – http://goo.gl/g4TJx #
  • なんだかだるいなぁ。 #
  • 日帰りで地方打ち合わせかぁ……疲れそうだなぁ。 #
  • 後で試して見よう。 Jedit X Rev.2 | Artman21 – http://goo.gl/pH3Au #
  • SugarSyncって使い心地どうなんだろう。 #
  • @tohhy @KITEis Evernoteはテキストエディタでテキスト書いて「コピペで貼り付ける先」だと思っているワタクシ。 #
  • Dropboxより柔軟性高いかな。SugarSyncにコンバートしようかな。 #
  • 普通そういうときって会社名名乗ったりしないと思うんだけど、50代の世界は違うのだろうか。 NEWSポストセブン|東電営業車 パンクさせられたためオール電化シールはがす – http://goo.gl/g5cQg #
  • 「僕東電社員なんだよね」とか言われたって、その、困る。 #
  • @KITEis スペック低いマシンがない罠。 #
  • AdobeのCS5とCS5.5はどう違うの。 #
  • kerososの今年のGW:4/29=バスケの練習、4/30、5/1=夜まで寝る、5/3=ひたすらレベル上げ、5/4=家で留守番、5/5=宇宙と交信。 http://shindanmaker.com/110923 交信! #

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つながり 社会的ネットワークの驚くべき力:読んだ本

つながり 社会的ネットワークの驚くべき力

著者/訳者:ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー

出版社:講談社( 2010-07-22 )

単行本 ( 408 ページ )


人間は、接しているネットワークを通じて行動や週間、影響などを伝播する、という話。
紹介されているエピソードは豊富で、様々な「つながり」を通じて様々な「影響」、例えば肥満や恐慌、心理的圧迫や、愉快さ、幸福感などが伝播していくことを説明しています。

なかなか興味深い本です。
これまでの双方向コミュニケーションでは1対1の社会的関係を築ける上限は百五十人と言われて居ました。(ダンパー数という)
今では、双方向コミュニケーションの手段は、対面で合う、電話、手紙などに限らず、瞬時に世界の裏にいる人とでもコミュニケーションがとれるようになってしまった。

そうなると、個人が構築出来る「有効な社会的関係」は150よりも増えるのか、それとも変わらないのか。増えるとすれば、「つながり」を通じて伝播するという現象自体にはどういう影響を与えるんだろう?
少なくとも、従来の「伝播」の速度を上回る速度で「伝播」する事はたぶん確実で、正確には誰かの検証を待たないといけないでしょうが、私たちはそれが真実であることを、東日本大震災に置ける、デマ情報の拡散や、不安感の伝播、不安からの極端な行動(買い占めや首都圏忌諱など)、そして正しい知識も同じように従来では考えられない速度で「伝播」したことを実際にこの目で見たわけです。

それが良いことなのか分からない事なのかは別として、たぶん、これから人類は、突然にある事象が高速で「伝播」していき、そして高速でその現象の鎮火が「伝播」していく、というよく分からない時代に突入しているような気がします。
そういう時代の中では、やはり、自分自身もそうしたつながりから与えられる影響について選別できるように、そして、良い影響を自分のつながりの中に与えられるように学んでいかないと行けないのでしょうね。


○目次

第1章 真っ只中で
第2章 あなたが笑えば世界も笑う
第3章 ともにいる者を愛す
第4章 あなたも痛いが私も痛い
第5章 お金の行方
第6章 政治的につながって
第7章 人間が持って生まれたもの
第8章 おびただしいつながり
第9章 全体は偉大なり

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新三河物語〈下〉:読んだ本

新三河物語〈下〉 (新潮文庫)

著者/訳者:宮城谷 昌光

出版社:新潮社( 2011-03 )

文庫 ( 426 ページ )


新三河物語の最終巻。

戦国最後のツンデレ武士、ヒコざえもんこと、大久保彦左衛門忠教の晩年までを描きます。タライで登城する話はなかった。残念。

うーん。

面白いは面白いんですけれど、なんかこう、すっきりとしないんですよね。

いろいろあるんですけれど、彦左衛門は晩年の家康が「見方に偏りが生じている」と断じますが、私にはこれは著者に言っているように見えてしまう。

例えば、鳥井元忠や平岩親吉。彼らは、離反した真田昌幸に当たるため、大久保忠世らと共に上田を攻めるも、「大久保が信康を見殺しにした」という見方をしているとして始終非協力的な態度を貫き、怠戦して、あるいは臆病な人物として描かれて、上田合戦を敗北に導いたと描かれています。
しかし、鳥井元忠は関ヶ原前夜、必ず玉砕すると分かっていた伏見城に残され、二千に満たない戦力で、西軍四万と二週間近くに及び籠城戦を戦い、ついに撃たれた、という人物で惰弱な人ではありえないと思うんですよ。でなければ二週間も二十倍近い敵勢に、しかも援兵がないと分かっている籠城戦に配下を向かわせられるわけがない。
平岩親吉も同様。彼は後に、家康の九男、徳川義直が甲斐、ついで名古屋に報ぜられるとその補佐の為に、執政、家老として家康につけられたほど信頼されている人物です。義直の名古屋転封は、慶長十二年。当時、まだ豊臣家は存命しており、東海道の各城は西に対しての外郭防衛線でもある。そして、名古屋はその先端に位置する、徳川家の直轄基地なわけです。義直は、この時点で数え八歳。当然そんな要衝の指揮を執れるような年ではなく、実際は筆頭家老として家康につけられた親吉が当ったことでしょう。そんな要衝を、無能な人間に任せるとは考えられない。

本多正信もそうで、彼はこの作品では、関ヶ原へと向かう中山道の徳川秀忠軍の中で、上田攻めを強力に主張した、と書かれている。けど、実際の所、彼や榊原康政等の当時の家康側近は上田を放置し、関ヶ原に進むべきだと主張しており、攻撃を主張したのは土井利勝や大久保忠隣などの、当時の秀忠側近であったと言われています。これがこの作品では、なんか逆になっている。大久保一族が不遇な後年を迎えた事が佞臣や主君の偏見にあったという筋書きにするために、作者の都合のいいように生贄にされたような感じを受けます。

三河物語が下敷きだからかもしれないですが。

なんだかなぁ、という感じ。
私が浅学だから理解できないのかな。

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新三河物語〈中〉:読んだ本

新三河物語〈中〉 (新潮文庫)

著者/訳者:宮城谷 昌光

出版社:新潮社( 2011-03 )

文庫 ( 468 ページ )


主人公の、大久保彦左衛門忠教の初陣や、徳川にとってはきわめて大きな出来事だった甲州武田との争い、そして設楽原合戦まで、勇躍の徳川家が描かれています。
そして、後年大久保家没落の要因となる、と著者が解釈する、信康自刃も。

ただ、すっきりとしなさを感じます。
信康は俗説では、織田信長により、甲州武田家との内通を疑われ譴責を受けたことで自刃する、と言うことになっています。
もっともこの点については新三河物語において「信長がこの段階で他家の、しかも嫡男を自刃させよ等という要求を出せるはずがない」というような見方がされていますが、私もこれは非常に理に適った見方だな、と思います。
信康の武将としての才覚が、信長の嫡男、信忠よりも遙かに上だったから信長がそのようにした、という説も筋が通らない。当時の信康は岡崎で主に留守を任されていましたが、信忠は、と言えば信長より最前線の軍団長をまかされているわけです。いくら嫡男とはいえ、合理主義者の信長が、しかも四方敵に囲まれており、戦略上一兵でも重要な状況で、無能を総帥につけるわけがない。石山攻めでしくじった、佐久間信盛を20年以上も前の過失で改易にしたほどなわけですから。
実績も実力も明らかに信忠のほうが頭一つ以上抜けているように思います。

となると、おそらく、信康を自刃させたのは、家康の意向、と言うことになる。なってしまう。

しかしすると、信康への譴責に対する弁明のために、信長の所に派遣された、酒井忠次や大久保忠世が信康のための弁明をせず、信康が自刃に追い込まれた、と家康が二人を恨むのは筋としては少し通らない気がします。
それに、家中から半ば総スカンをくっていた本多正信に友情をもって接し、ささやかな情も忘れないという人情家として描かれている、大久保忠世が弁明を一切しなかった、一切しない酒井忠次を脇で見ていただけ、というのもすっきりとしない。
小説だから、別段事実に符合している必要も、究極的にはないでしょうが、あちらも立たず、こちらも立たずで、大久保忠世に何も言わせなかった、というところが、「作者の都合のよさ」を感じてしまう。

個人的にはこのあたりには些かの疑念を覚えました。

でも、内容は面白かったです。
ほんのささやかな事象から登場人物達の心理を描いていくとか、人物達の交流が実に面白い。

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Windows使いが、Mac使ってみて

まあ、私が生粋のWindows使いなのかは微妙なところですが。(Linuxも使うし、Macも古いバージョンまでは一応触り程度で使っていたので)

iMac、MacBookAirと、MacBookProをゲットして、いろいろ弄って見たので、軽く感想をまとめておきます。誰かの役に立つかもしれないし。
あと、以下は個人的に思ったことです。

○Windows使ってて、Macに乗り換える場合に、不安な点とその回答

・Windowsで使ってたファイルってそのまま使える?

 これはもう問題なし。
 なんの支障もなく使えます。アプリケーションが対応してるなら、ですが。

・WindowsでできたことってMacでもできるの?

 Web経由のものは何の問題もなし。(まあ当たり前だけど)
 オフィス的な作業については、一般的なこと(ワープロソフトで文書を書く、表計算ソフトを使う、等)は何の問題もなくできます。Apple謹製のiWorkを使ってもいいし、MS OfficeのMac版を買ってもいい。iWorkなら、AppStoreで買えば、複数マシンに投入可能。
 マルチメディア系の処理は、むしろMacの方が選択肢が多いかもしれない。ソフトウェアも豊富で価格も手ごろ。全部AppStoreで買える模様。
 ゲームはほとんど不可。ソリティアに毛の生えたようなレベルのゲームは、AppStoreに山ほど転がってます。英語のものが9割ですが。暇つぶしや物珍しさ以外で、プレイしたいと思えるゲームは、私の興味の中ではほとんどありませんでした。

・周辺機器はそのまま使える?

 Mac用のドライバがあれば使用可能。ほとんどのものは使えるはず。
 ただ、ユーティリティがなかったり、古かったりするものもあるので、確認が必要。

・新しく操作を覚えないといけない?

 新しく操作を覚えないといけない(笑)
 Windowsと癖が違うので、覚えておくほうがスムーズ。
 例えば、アプリケーションの×ボタン押しても、起動してるアプリが死なない。(死ぬのもいる)
 アプリを終了させるには、command+Qを押す、とか。

 あと、マジックトラックパッドの操作は覚えておくとかなりはかどります。
 指二本でスクロール処理が可能とか、指三本でページをめくれるとか。ブラウズには超便利。

・ATOKは使える?

 使える。
 パッケージもあるけれど、ATOK定額制サービス ATOK for Windows / ATOK for Macというものがあるので、定額サービスを使った方がいいかも。
 WindowsとMacで、別々のアカウントを取り直す必要もないので、月額300円で複数台で使用可能。同時に使うのは、確かライセンス違反。
 でも、正直言うと、エディタがだめ。いいエディタがMacでは見つかってません。(少なくとも私は見つけられていません……)

○Macのほうが、Windowsより良かったこと/使ってみた感想

・ディスプレイが綺麗

 どれも、ディスプレイの発色がよくて綺麗です。
 ただ、グレアのディスプレイは、光をすごく反射するので日中見づらい(iMacで苦しみました)ので、アンチグレアの選択肢があるMacBookProなどは、アンチグレアのものを購入するのを激しくおすすめします。

・モバイル端末としては、同価格帯のWindowsマシンと比べて、足回りのクオリティが高い。

 ノート機種で考えると同じ価格帯で比較して、Macのノートマシンよりディスプレイが見やすい機種は多分ほとんどないです。
 またキーボードも非常に打ちやすい。全角/半角変換が、それぞれ独立キーになっているので癖はありますが、馴れれば問題なし。
 MacBook Airは、右上に電源ボタンがあったりしますが、少なくとも私はこれまで押し間違えたことがないです。

・マジックトラックパッド

 操作性良好。Windowsのノートでは、トラックボールを持ち歩いていたのですが、Macのノートに切り替わってから不要になりました。
 
・見栄えが綺麗

 ハードウェア的なものも含むのですが、ソフトウェアも全般的に見栄えが綺麗です。
 iWorkのドキュメントとかは確かに見た目かなり綺麗です。
 
・復帰が早い

 あくまでもサスペンドからの復帰なのですが、復帰がとても早いです。
 Airだと、マシンを開いてほとんど瞬間に使えるようになります。MacBookProの場合は、体感ほんのすこしAirより時間がかかりますがそれでもすばらしく早いです。開いて数秒たつともう使えます。
 
○Windowsと比べて、Macの方がダメなこと/使ってみた感想

・テキストエディタがない

 もう、これがすごいだめ。
 私がWindowsでメインで使っているのが、Peggyというエディタです。
 秀丸を使っている人が多いと思うのですが、個人的にPeggyのほうが好きなので使っています。まあ、理由は些細なのですが。

 私はテキストエディタというのはドラフトに使うことが多くて、さっと文字を書きたいわけです。
 でも、それだけではだめで、例えば検索が可能だったり、置換に正規表現が使えたり、あと、配色が黒背面文字色白といういわゆるDos配色が可能だったり、複数のテキストファイルを簡単に切り替えられたりとかしたい訳です。MDIがいいわけですよ。開発者としては。テキストごとに、ウィンドウとか作らないで頂きたい。
 あと、うざいリッチテキスト機能など不要。装飾つけたければワープロソフトとかWebオーサリングツールを使います。
 それに加えて、ソースをいじるときは構文で色分けしてくれたら文句なし。
 どれもこれも、今時のテキストエディタではなんら特殊なものではないと思うんですが、なんというか、Macにはなんかこの特殊でもない用件を満たす、いい感じのテキストエディタがない!

 テキストをコピペしたらよく分からない改行をばこばこ入れるテキストエディタとか、デフォルトがリッチテキストになっているテキストエディタとか、もうふざけるなってかんじ。デフォルトで入っているテキストエディタがまさにリッチテキストエディタ。メモ帳でいいんだけど、むしろ。

 一応かろうじて使えると判断したのは、
 CotEditorと、有料でテキストエディタじゃないんですがCodaくらい。
 でもCotEditorはSDIだし、Codaもテキストエディタがメインゃじゃないので、やっぱ微妙な使い心地ではあります。

 いやー、やりたいのは、テキストをさくさく書きたいだけなんだけどな。

・泥臭いアプリがあんまりない

 なんかこう、「格好いいでしょう?」みたいなアプリが多くて、「ターミナルだけ使いたい」とか、「テキストだけ書きたい」とかそういう、シンプルな用途にストイックに機能の乗せたアプリケーションがあんましない……
 全般的に、Windowsと比べるとやっぱり、アプリケーションの薄さを感じます。

 そのあたりがネック。

 でも使いやすいアプリケーションは確かに使いやすくて、Codaは結構好感触でした。

そんな感じ。
メインマシンはWindowsですが、ノートはMacでいいかな、という気がかなりしてます。
どうせノートマシンでゲームとかやらないし。

だけど、テキストエディタだけはいいものを見つけたいところです。

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