Home > 12月, 2010

2010.12.29

店内の漫画を「自炊」するレンタルスペース

店内の漫画を「自炊」するレンタルスペースが仮オープン、裁断済み書籍を提供

もう、年の瀬にいい作品を見れた、すばらしい気分が台無しですよ。

この記事だけからはよく分からないんですけど、こういうサービスらしい。
・お店で一冊単位で、「裁断済みの書籍」を借りる。額は、書籍価格の1/4らしい。
・「閲覧」ってあるからたぶん「裁断済みの書籍」は販売じゃなくて使い回し。
・お店に自炊設備がある。
・「裁断済みの書籍」を自炊設備で電子化するのはご自由に。でも「電子化して持ち帰れる」のは店のウリ。

……いやいや。アウトでしょう。
なんかいろいろ言い訳が書いてますが。

もう、いろいろダメだと思うんですけど、そもそも、この公式ツイッター

来月初旬(2010年12月)に自炊の森という裁断済み書籍を在庫し、スキャニングブースを常設する新しいタイプの自炊書店を秋葉原にオープン致します。業務用高速スキャナを使って、店で在庫してあるマンガや同人誌を電子化してお持ち帰りできるというサービスを展開します。お店の開店準備予定をこのアカウントで流していきますので、乞期待

っていう当たり、既にもう「私的複製」じゃないでしょ? 想定がそもそも「私的複製」じゃないじゃない。
しかも、「裁断済みの書籍」を書籍価格の1/4程度で出す、と言うことは、どう考えても、裁断済みの書籍は使い回しだろうし。

他にも、これって「貸本業」とかになるんじゃないのか、その場合ちゃんと使用料を払ってるのか、とかもういろいろ疑問あるんですけど、そういう法律論はおいておくとしても。

……ああ、もうなんなんだろうね、この虚脱感……。
あれだね、もう、紙の本を流通させずに、ガチガチの著作権管理された電子書籍しか出すなって言いたいわけですかね。

「そういう」サービスではない、と信じたい。

はてなブックマーク - 店内の漫画を「自炊」するレンタルスペース
このエントリーをはてなブックマークに追加
Livedoor Clip - 店内の漫画を「自炊」するレンタルスペース
Bookmark this on Livedoor Clip

JIN、見ました

いや、すばらしい。
本当にすばらしかったです。

2010年12月27日、12月28日の二日に分けられたものを両日見ました。
一日目は冒頭が少し見れなくて、主人公が幕末にタイムスリップする直前くらいからだったのですが。こんなにテレビの前に長時間座ってたのはいつ以来だろう(笑)

私は普段、全くTVを見ない人間で、ドラマは家族が見ている時にたまに付き合いでサスペンスモノを見るくらい。
ドラマって、どれ見ても面白いと思うことがほとんどなかったのですが、これは掛け値無しに面白かったです。


いくつか、とても感銘を受けた点がありました。自分へのメモがてら、残しておきます。
ちなみに原作は読んだことはありません。


まず、この作品全体の雰囲気がすばらしかった。
見始めてから最後まで、一度も「作り物の世界である」ということを感じさせなかった。
いや、お芝居ですから本来は作り物の世界です。それは当たり前なんですよね。
だけど、それを見た人に一度でも感じさせたら決して作品に引き込むことは出来なくなる。少なくとも私はすごく白けます。
そういう、作り物めいた空気を感じさせなかった。制作にかかわった方々が、隅々までこだわったということを感じました。
(若干「綺麗すぎる」印象は受けましたが)

そして、演じていた役者の皆さんの演技が実にすばらしかった。
どの方の演技も、最近のドラマ(まあ、私はたまに家族がつけているやつを見る、と言うよりも見せられる程度の「ドラマ経験」ですが)で感じるような、「見た目だけ真剣そう」とか「いかにもそれっぽそう」という感じを全く感じなかった。
特に、内野聖陽さん演じる坂本龍馬と、武田鉄矢さん演じる緒方洪庵には衝撃をうけました。

私は坂本龍馬をほとんど評価していません。坂本龍馬好きな方ごめんなさい。でも日本の「龍馬信仰」っていうのはほとんどは司馬遼太郎の幻影を拝んでいるんだと思うんです。
そのため、創作の「坂本龍馬」をどうしても色眼鏡で見てしまう事を自覚してはいます。それでもこの内野聖陽さん演じる坂本龍馬には、「力」を感じました。
コレラ患者の排泄物を埋める為の穴を泥だらけになっても自分も参加して掘るのを初め、自分が泥を被っても何とも思ってないかのような姿。
女好きで、調子のいい人物として演じられていますが、欲望丸出しに見えながら、脳裏に他人に明かせない悩みを抱える、そしておそらく「頭が良すぎて」あるいは「知りすぎていて」苦悩を苦悩として簡単に表せず自問してしまう、主人公たる大沢たかおさん演じる南方仁と共に悩み、ぶつかり、声を上げていく。
文字で書けば実につまらなく思えるそれらを、圧倒的な存在感で感じさせてくれました。
強烈な人間くささを感じました。聖人でも偉人でも何でもない、等身大の、しかし「力」を感じる人間。これを役者っていうのは、演じて見せてくれるのか……

武田鉄矢さん演じる緒方洪庵もすごい。
この緒方洪庵と言う人は、史実でも適塾という私塾で、福沢諭吉や大村益次郎を初めとするすばらしい人々を育て上げた人です。
その人の魅力を、そうした事跡を大々的に出すことなく、見事に見せてくれました。
「国の為、道の為」という言葉を口癖にし、黎明期を切り開いた人物として、己の進歩のみを由とせず、後進の為に道を作ることを由とした姿。
許可無く腑分けをした佐分利を「己一人が進歩するのは道を作ることにはならない。道を作るというのなら堂々と『腑分けをすべし』と声を上げるべきではなかったのか」と一喝する姿。
南方仁が見舞いに来たと聞き、病床から「この格好では失礼に当たる。南方先生は私の師にも当たる人なのだから」と着替えを奥方に申しつける姿。
南方仁の、未来から只一人幕末に来た孤独を見抜き、自分も大阪から出てきて孤独だ、と自分の弱さを見せる姿。
思わずため息が出るような迫力でした。

脚本もすばらしい。
主人公たる大沢たかおさん演じる南方仁の現代に恋人がいた、という設定は漫画原作にはないらしいのですが、これが実によかった。
幕末という、なんの縁も、知人も、知っている光景すらない世に訪れた、異邦人の苦悩や葛藤を、現代の恋人を鍵に深々と掘り下げていく。
未来から訪れた、ある意味、神にも均しい知識と技術を持った南方仁という人物を、否応なく人間という位置に引きずり下ろして、常に問い続けさせる。
腕は神業のような医術を振るいながら、心は現代へと流離う南方仁に対比させるように、欲望を抑えない、悩むとき悩み、笑うときに大声で笑い、そして自ら泥を被ることを厭わない、何かの投影であるかのように強烈な人間くささを持った坂本龍馬を配する。
漫画原作を読んだことは無いのですが、これらの試みを全く「はずれ」とは思いませんでした。


約九時間、TVの前に座っていたのは無駄では無かった。

毛嫌いせずにいろいろと見るべきですね。
作品のすばらしさもですが、実に多くの事を教えてくれたように感じました。

はてなブックマーク - JIN、見ました
このエントリーをはてなブックマークに追加
Livedoor Clip - JIN、見ました
Bookmark this on Livedoor Clip

2010.12.28

機動戦士Vガンダム 02:見たアニメ

機動戦士Vガンダム 02 [DVD]

販売元:バンダイビジュアル( 2004-01-23 )

時間:96 分

1 枚組 ( DVD )


もうカテジナさんいなくなっちゃうのか……。相変らずその行動はよく分かりませんが。
しかし、ギロチン落下シーンがあるとか、これを昔は子供に見せるものとしてやってたのか、とか思うと、すごいものがある(笑)

はてなブックマーク - 機動戦士Vガンダム 02:見たアニメ
このエントリーをはてなブックマークに追加
Livedoor Clip - 機動戦士Vガンダム 02:見たアニメ
Bookmark this on Livedoor Clip

機動戦士Vガンダム 01:見たアニメ

機動戦士Vガンダム 01 [DVD]

販売元:バンダイビジュアル( 2004-01-23 )

時間:96 分

1 枚組 ( DVD )


映画じゃないですけど。なんか見たくなったので。
最近のアニメからすると、絵は古いんでしょうが、面白いなぁ。
個人的にはガンダムで一番好きなシリーズなのですが。

しかし、1巻からばたばた人が死ぬね……

はてなブックマーク - 機動戦士Vガンダム 01:見たアニメ
このエントリーをはてなブックマークに追加
Livedoor Clip - 機動戦士Vガンダム 01:見たアニメ
Bookmark this on Livedoor Clip

2010.12.27

週刊江戸二十四号:読んだ本

Amazonに書影がないので手持ち。

週刊江戸の二十四号。

メインテーマは蝦夷と琉球。

蝦夷貿易と琉球貿易についてですが、主に蝦夷のほうに大きく解説が割かれています。

はてなブックマーク - 週刊江戸二十四号:読んだ本
このエントリーをはてなブックマークに追加
Livedoor Clip - 週刊江戸二十四号:読んだ本
Bookmark this on Livedoor Clip

週刊江戸二十三号:読んだ本

Amazonに書影がないので手持ち。

週刊江戸の二十三号。

メインテーマは飛脚。

あまり詳しくは知らなかったんですが、飛脚はかなり細分化されてたんですね。
定飛脚……民間の継飛脚。
継飛脚……幕府が運営する飛脚。宿場ごとに、継ぎ送りされるので継飛脚。
大名飛脚……各藩が独自に設置し運営していた飛脚。江戸、自藩の間の連絡だけでなく、大阪蔵屋敷との連絡を持っている藩もあった。定飛脚が整備されていくうちに、移行していく。
相場飛脚……相場情報専門の飛脚。
上下飛脚屋……参勤交代の荷運びを請け負う。
他にも両替商を兼ねていたりとか、いろいろとあったようです。

はてなブックマーク - 週刊江戸二十三号:読んだ本
このエントリーをはてなブックマークに追加
Livedoor Clip - 週刊江戸二十三号:読んだ本
Bookmark this on Livedoor Clip

週刊江戸二十二号:読んだ本

週刊江戸の二十二号。

メインテーマは五街道整備。

江戸幕府下で行われた街道の整備とその政策意図、また街道インフラがどうなっていたのかの解説。
手形の見本が載っていたりと、なかなか充実。

このシリーズはこういう、特定の人の紹介じゃない巻のほうが面白い(笑)。

はてなブックマーク - 週刊江戸二十二号:読んだ本
このエントリーをはてなブックマークに追加
Livedoor Clip - 週刊江戸二十二号:読んだ本
Bookmark this on Livedoor Clip

週刊江戸二十一号:読んだ本


Amazonに書影がないので手持ち。

週刊江戸の二十一号。

メインテーマは明暦の大火後の江戸再建。

未曾有の大被害をもたらし、壊滅的な打撃を江戸に与えた明暦の大火をうけ、その再建が迅速に行われました。

実に、素早い対応をとったことが伺えます。
明暦三年一月二十日まで続いた大火の後、すぐ翌日には幕府は米倉を開き、粥を江戸の人々に振るまっています。これは、実に二十日近く行われました。
さらに、焼け出された人々のために、無利子、長期の資金援助も配ります。
そして、大火から一週間しか立っていない、一月二十七日からは江戸再建の為の測量に入り、武家地を初め、江戸の町割りをやり直し、インフラを再整備し、防火対策も整え……と、現代で考えても、デタラメな速度で江戸の町の再建に着手します。
この出来すぎに思えるくらいの手際の良さが、「雑多になりすぎた江戸の町割りをやり直すために放火された」という説を生み出す事になるのですが。

習俗紹介は嫁入り道具。呆れるくらいたくさんの嫁入り道具があったようです。
もっとも、嫁入り道具と言われて居る道具を全て持っていける人は希だったようですが。百人一首や双六なんかも嫁入り道具にカウントされたらしい(笑)


しかし、計画的な江戸の再町割りのための放火だったとしても、この再建に取りかかる迅速さはすさまじい。
果たして今、大災害が起きたとしてこんな迅速に意志決定を下せるのか、と思うと、少し背筋が寒くなる想いです。

はてなブックマーク - 週刊江戸二十一号:読んだ本
このエントリーをはてなブックマークに追加
Livedoor Clip - 週刊江戸二十一号:読んだ本
Bookmark this on Livedoor Clip

週刊江戸二十号:読んだ本

Amazonに書影がないので手持ち。

週刊江戸の二十号。

メインテーマは明暦の大火。

江戸城天守も焼き払うほど、将軍のお膝元を焼き払った大火の解説。
江戸は、明暦の大火の前にも、慶長、寛永と二度大火事に見舞われていますが、明暦の大火では、10万人以上の死者を出したという、未曾有の被害が出ました。
関東大震災での死者・行方不明者は、最近では10万人前後と言われており、匹敵するほどの大災害、いや、人口を考えると、江戸が壊滅したといってもおかしくないほどの大火です。

明暦の大火は、火元が複数あったことから、放火という説もありますが、そういった点も含め、大火の推移と、その後の復興対策などがまとめられています。

また、江戸時代、いろいろと食材の効能が認められていた、という習俗の話も興味を引きました。

はてなブックマーク - 週刊江戸二十号:読んだ本
このエントリーをはてなブックマークに追加
Livedoor Clip - 週刊江戸二十号:読んだ本
Bookmark this on Livedoor Clip

週刊江戸十九号:読んだ本

Amazonに書影がないので手持ち。

週刊江戸の十九号。

メインテーマは江戸の上水整備。

家康の入府時には、狐狸の住まう所、とまで言われた江戸に、いかにして上水を通したのか。
神田上水を皮切りに、人口が増加し続けた江戸へと、町割り同様、計画的に上水が通されていった過程を見ることができます。

しかし、六本通した上水も、最終的には神田上水と玉川上水以外は廃止されます。
神田上水(当時は小石川上水といったらしい)を通すよう命じた家康と、その上水をひいた大久保忠行に先見の目があった、と言うことなのかも知れません。

はてなブックマーク - 週刊江戸十九号:読んだ本
このエントリーをはてなブックマークに追加
Livedoor Clip - 週刊江戸十九号:読んだ本
Bookmark this on Livedoor Clip